がん看護専門看護師 吉見 千絵 2014年入職 患者さまのライフストーリーは私にとっても「貴重な学び」

私は、がん看護専門看護師として入職しましたが、がん看護専門看護師は、病院組織、特に看護部がその活動を理解して自施設、自部署に必要だと考えなければ役割を十分に発揮することができません。そこで面接では住友病院のがん治療の現状、看護の現状をお聞きし、その現状を踏まえ自分は何を目標としてどのように活動したいかを伝え、互いの理解を深めた上で入職しました。

専門看護師には、実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究という6つの役割があります。現在、私は入院中や外来通院中であることを問わず、より複雑で対応困難な看護問題を抱える患者様やご家族様に対して、看護を提供しています。特に、がん治療は外来での治療が中心となってきていますので、『がん看護外来』を設置し、意思決定支援や症状マネジメント、不安の軽減を目的とした面談などを行っています。また、必要な際には看護師や医師、多職種、在宅医療機関など他施設の間に立ち、治療やケアが円滑に行われるように調整したり、がん治療に伴って生じる倫理的問題の解決に向けた調整を行っています。さらに、看護師の卒後教育(クリニカルラダー)の担当や、全国のがん看護専門看護師で行う勉強会の参加、学会での発表など、理論や既存の研究成果を臨床で活用できるように考える活動を行っています。
がん患者様やご家族様のケアについて、どのようにアセスメントや看護計画を立案したら良いのかを看護師と共に考えた結果、患者様やご家族のQOLが向上し一緒に喜びあう瞬間。それが、私が一番やりがいを感じる瞬間です。
患者様は、たとえ同じ疾患や病期であっても、一人ひとり歩まれてきた人生は異なります。治療や闘病生活への思いも異なります。私は、患者様やご家族様の意思を大切にするために、看護させていただく際は必ずライフストーリーをお聞きしますが、そのことは、私にとっても体験したことのない世界に触れることができる、「貴重な学び」となっています。

住友病院は、職場の人間関係が良好で、看護師だけではなく医師やMSWなど多職種と協働しやすい関係にあります。私自身も、専門看護師として活用してもらえるように、気軽に話しかけられる人でいようと心がけています。今後は、さらに、がんになっても安心して暮らせる社会を目指し、がん治療やケアをより充実させられるように病院組織全体でさらに取り組んでいきたいと思っています。
働くということは、常に学び続けなければならないし、辛抱しなければならないこともたくさんあります。ですが、住友病院には理解してくれる上司や仲間が沢山いるので、ぜひ一緒に頑張りましょう!

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